すてきなキッチン
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卒園式
2022-04-01
桜の花が少しずつ開花してきた25日、卒園式が行われました
1番記憶に残っているのは、みんながことりぐみの時。
子どもたちが食べ終わった後、見守りをしながら順番に職員がご飯を食べていたのですが、ふと気がつくと横からそ〜〜〜っと伸びてくる小さな手。
狙っていたのは、お盆にのってた丸いチーズやミニトマトたち
気付かれたのが分かると、ぷいっと横向いて知らん顔。
その時の顔と、こちらの様子を横目で伺っているのが可愛くて、なんど口に入れてあげたかわかりません
食べることだけでなく、作ることにもとっても興味があり、中には、材料と分量・作り方を教えてほしいというお手紙をくれた子や、ブログに載せたレシピを家で作ってくれた保護者さんやこどもたち。
作った後にもお手紙をくれたり、家でお手伝いして作ったよ！と教えてくれたりしました。
何気なくしていたことに反応が返ってくるのが、こんなに嬉しいことだと再確認しました
最後まで出来なかったお別れパーティーが心残りですが、なんとかおやつ作りだけでもしてあげることができてホッとしました。
その途中にふと
「ねえ、先生、お腹いっぱいになるって平和ってことよね？」
「ご飯食べられん人とかもおるとかなぁ」
「人のものは欲しがったらダメよね」
「みんな仲良くすればいいのに、なんでできんとやろうね」
今現在もつづいている国同士の混沌。
ドキッとして、思わず言葉に詰まってしまいました。
毎日のニュースや、ご家族の人たちがそのことについて話しているのを聞いて関心を持ったようでした。
自分のことのように、遠い国の子どもたちのことまで心配している優しい子どもたち。
大人ができないことを、子どもたちに強要することはできません
この子たちが大人になったときに、不安を感じるような世界にならないためにも、われわれ大人がこどもたちのお手本になるように心掛けていきたいですね
これから、嬉しいこと、怒りたくなること、悲しいこと、楽しいこと…いろんな出来事があると思います。
それでも、みんなのこれからの人生に、
心から信頼できる友達や気の合う仲間と、美味しいご飯をお腹いっぱい食べて「あー、幸せだな」と感じる日が多くあってくれることを願っています
卒園おめでとう
